しじみに含まれるオルニチンは、肝臓の働きを高めてアンモニアの分解を促進し、汗として排出されるのを防ぎ、不快な臭いを防ぐ作用が期待できます。
オルニチンは、体のタンパク質を構成しているアミノ酸として知られている必須アミノ酸や非必須アミノ酸とは異なる遊離アミノ酸と呼ばれるものの一種です。
タンパク質を構成する成分ではないため、食事からの摂取が難しいアミノ酸と言えます。オルニチンはしじみには比較的多く含まれていて、しじみ100gあたり(しじみ35個分ぐらい)に、オルニチンが約10〜15mg含有されているとされています。
オルニチンは体内に摂取されると、腸で吸収され、肝臓や腎臓、筋肉に移行し、遊離アミノ酸として単独で存在し、体内で様々な働きをします。
オルニチンの働きのひとつが、肝臓で有害なアンモニアを尿素に換えて排出するといった解毒作用の機能の促進です。そのため、アンモニアが汗として排出されることが抑制され、臭いを気にすることなく汗をかけるといえます。
オルニチンの肝臓の機能を高める作用によって疲労回復やお酒の飲み過ぎによる二日酔いを予防してくれます。
さらに、タンパク質を構成するアミノ酸であるアルギニンの機能と同じように、成長ホルモンの分泌を促進させ筋肉を増強したり、基礎代謝を高めることからダイエットにも効果があると考えられています。
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